絵本を読んだ子供の反応や、感想について御紹介しましょう。
親や年長者が絵本を読み聞かせてあげると、子どもは絵本の登場人物に成り代わったつもりで感情移入して聞き入ったり、登場人物が悲しい境遇に見舞われたりすると涙を流したり、逆にほほえましい場面展開になると安心したような表情になったりする反応を見せる場合があります。
絵本には、余りゲラゲラと笑うギャグ漫画のような効果を期待したものは存在しませんので、こういった反応は情操教育上の一定の効果を照明するものと考えられますが、その一方で、自分の興味・関心の湧かない嫌いな絵本に対して長時間集中して読み続けることに耐えられず、投げ出してしまったりする場合も少なくありません。
最近では、残業や職場の先輩や同僚との付き合いで帰りが遅くなることが多いビジネスマンや、家事に追われる主婦などが増え、子どもが先に寝てしまって就寝前に絵本を読み聞かせる光景を見かけることが以前よりも少なくなったように思います。
親子断絶や、生活時間の違いによる親子関係や意思疎通の希薄化が問題視されている昨今、絵本を通じて親子の間の信頼関係の回復を図るのも、よいコミュニケーション手段の一つと言えるのではないでしょうか。